最近ETC2.0について聞くことが増えてきました。従来のETCと何が違うのか、簡単に記載します。
ETC2.0とは?
簡単に言うと、双方向通信となります。従来のETCが料金授受のための通信だったのに対し、ETC2.0では自車の通行情報を管理会社(NEXCO等)に送信したり他車の通行情報から得られる渋滞情報を受信することになります。
その結果、渋滞情報を正確に管理して到着時刻が早くなるルートを案内したりできるようになります。と書くとあまりメリットがないかもしれませんが、使用者側にも大きなメリットがあります。
一つ目は、ETC2.0対応のインターで降りる場合でも何分以内に再度乗れば追加料金がかからない(最初に乗ったICから最後の目的地ICまでの通行費で行ける)、ということがあります。IC周辺の道の駅やお店に寄って、再度乗っても良いと言うことで、IC周辺の活性化の意図があるようです。
もう一つは、高速料金が安くなるということです。現在運用されているのは圏央道の2割引だけですが、そのうち他の路線にも運用されるのではと思います。現状は関東の圏央道ユーザーしかメリットがありません。
各社のETCの費用
メーカーによっては標準でETCまたはETC2.0が搭載されていることがあり、もう一方の機器を搭載すると全費用の差がでることがあり注意が必要です。
ETC | ETC2.0 | 備考 | |
ホンダ | 18,700円 | 28,600円 | ・フリードはETC、 ステップワゴンはETC2.0が標準装備 (ナビパッケージ) ・光ビーコンは追加29,150円 |
トヨタ | 17,600円 | 25,740円 | ・光ビーコン付ETC2.0は33,000円 |
日産 | 33,503円 | 47,300円 | ・取付費込み |
三菱 | 28,248円 | 47,828円 | ・取付費込み |
メーカーごとにより価格もいろいろですね。取付費も異なると思うので、詳細はディーラーに確認した方が良いと思いますが、1〜2万円追加してETC2.0にするメリットがあるのかは検討してみてください。
一点注意として、ホンダのようにパッケージに付いている場合、例えばフリードにETC2.0を敢えて搭載すると28,600円分が差額となってしまいます。ETCが標準装備かどうかもよく確認してみてください。
まとめ
ETC2.0に関して記載しましたが、関西在住ということもあり個人的には現状でメリットを感じません。しかし、割引適応が全国的に広まった場合、ETC2.0はありかと思っています。
新車購入時ではなく後からでも取付(交換)可能ですので、ETCの調子が悪くなって交換したいというときにETC2.0にするのもありでしょう。今の車のETC、カード挿入時のエラーが多発するので、交換したいと思ったりしていました。
ETC2.0のメリット、今後も広がるという話もありますので、情報あれば書いてみたいと思います!
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