事故の時に安心!ドライブレコーダーの仕様【保険会社・ホンダ・トヨタ・日産・三菱】

車の機能・システム

ドライブレコーダーの目的

ドライブレコーダーを設置する目的は、大きく分けて3点かと思います。

  • 事故を起こした時の証拠
  • あおり運転等の不測の事態の証拠
  • 駐車時の当て逃げなどの証拠

実際の運転などには関係ないですが、何かあった時のためにつけるという点で、保険的な意味合いの強い装備になります。

そのため、ディーラーだけでなく保険会社が用意することもあり、保険会社の製品かディーラーオプションとするかで迷う方も多いと思います。

ドライブレコーダーの種類

大きく分けて下記の点で異なる様々な種類が出ています。それぞれに関して、各社のドライブレコーダーを、比較してみたいと思います。

撮影方向前側、後側、前後両方
カメラ前後一体、前後別カメラ
画質白黒、カラー、画素数
録画時走行中、駐車時
事故時自動発報、録画時間

保険会社・ディーラーのドライブレコーダー

東京海上日動

毎月の保険料に乗せる形で、2種類のドライブレコーダーを用意しています。詳細は東京海上日動のHPでご確認ください。

前方1カメラ2カメラ一体型
撮影方向前側のみ前側+後側+側方(社内)
画質フルHD(約200万画素)フルHD(約200万画素)
録画時走行中走行中+駐車中(駐車後30分)
事故時自動発報、自動記録・送信
SOS発信機能有
自動発報、自動記録・送信
SOS発信機能有
価格毎月650円毎月850円

保険会社のサービスということで、保険にかかる事故なのかを保険会社が知るためにドライブレコーダーを貸与するというイメージです。そのため、事故時に自動発報があったり、あおり運転など緊急事態にSOS発信ができるなど、機能は充実しています。片寄り時や前方車両接近のの警告や安全運転診断サービス(2カメラ一体型は運転手ごと)、2カメラ一体型はわき見運転警告もあるなど、ディーラー品と比較しても非常に高機能と感じます。そして、ソフトウェアの自動更新も実施できる上、故障の場合には原則無料対応のため、最新の状態で使用できるというメリットがあります。

しかし、2カメラ一体型の駐車時録画は駐車後30分であり、衝撃感知時の録画がないため当て逃げの場合はあまり役に立たないかもしれません。

価格は2カメラ一体型で毎月850円ですので、年10,200円となります。ディーラー純正品が5~10万円程度ですので、残価設定クレジットなどで5年で乗り換える前提の場合など、保険会社のドライブレコーダーは有効ではないかと感じます。もちろん、10年で乗り換える場合も機種によっては同価格程度で最新ソフトウェアで使用できること、不具合時は無償交換してもらえるというのはメリットを感じます。ドライブレコーダーは最近急速に増加した装備ですので、10年持つのか含めてわかりませんからね。

なお、取付は自分でもできるようですが、ディーラーに依頼して取り付けてもらうことも可能です。工賃としては数千円というイメージでしょうか。

ホンダ

ディーラーで取り扱っている前後両方のパッケージを記載します。

ドライブレコーダーパッケージ(全タイプ)ドライブレコーダーパッケージ(For ギャザズナビ)
撮影方向前側+後側前側+後側
画質前側約400万画素+後側約300万画素前側後側約200万画素
録画時走行中+駐車中(衝撃検知)走行中+駐車中(駐車後30分+衝撃検知)
事故時イベント記録20秒(前12秒+後8秒)×10件
SDカード・専用ビューアーソフト
イベント記録20秒(前12秒+後8秒)×20件
スマホ連動or SDカード・専用ビューアーソフト
価格53,900円+3,850円(駐車録画(衝撃感知)オプション)58,300円

データの抜出はSDカードをWindows PCで専用ソフトを用いる必要があります。常時録画しておりSDカードは常に上書きされるため、事故時以外は都度抜き出しておく必要があります。駐車時の衝撃感知録画は標準orオプションで設定でき、当て逃げ等は感知できる可能性があります。

価格は本体5~6万円ですが、工賃を合わせると9~10万円くらいのようです。ディーラー純正品ということで信頼はおけると思いますが、やはり価格が高いことがネックになります。東京海上日動と異なり、フロントとリア側でそれぞれカメラを設置するため、工賃も高くなるのでしょう。

トヨタ

ディーラーで取り扱っている前後両方のパッケージを記載します。

前後2カメラ
撮影方向前側+後側
画質前側後側約200万画素
録画時走行中+駐車中(駐車後12時間)
事故時-(常時録画+イベント録画)
価格44,220円

カタログに情報が少なく、事故時の記録時間等がわかりません。駐車時も「12時間」の意味合いが不明ですが、駐車後12時間ではないかと推測します。トヨタのカタログは見るだけで情報がわからないですが、営業マンに聞いてもわからないので謎なことが多いです。

価格は工賃込みで55,000円のようです。前後2カメラなのにこの価格なのは、何かしら機能が少ないように感じますが、カタログに情報がないためよくわかりません。データの取り出し方も不明ですが、おそらくSDカードでしょう。駐車後12時間連続録画の場合、どんどん上書きされるかもしれないので、走行中のデータを抜き出したい場合は早めに取り出す必要があるかもしれません。

日産

フロント+リアカメラ
撮影方向前側+後側
画質
録画時走行中(駐車時は不明)
事故時イベント記録×40件
SDカード・専用ビューアーソフト
価格73,319円

WEBカタログに情報を記載しているようですが、紙カタログに情報が少ないためわかる範囲で記載しました。

価格は工賃込みで82,559円のようです。それなりに機能は搭載されているとは思いますが、紙カタログだけでは情報を抽出することができませんでした…。WEBカタログ(取扱説明書)から情報を取り出せておらずすみません。

三菱

前後ドライブレコーダー
撮影方向前側+後側
画質前側後側約200万画素
録画時走行中+駐車中+手動+静止画
事故時イベント30件
SDカード
価格79,838円(工賃込)

前後のドライブレコーダーで、手動や静止画も撮影可能なようです。事故時だけでなく、景色を撮影したい人には良いかもしれません。

価格も工賃込み8万円前後となります。リア側のカメラをバックドアにつけるためにやはり工賃がかかる感じがします。

まとめ

ドライブレコーダーと言っても、各社機能や内容は異なります。何を目的に、何に重点を置くかは人によると思うので、使い方に合ったものを選ぶと良いでしょう。

私としてはやはり事故時の安全やあおり運転対策のために使用したいと思っているため、東京海上日動の2カメラ一体型が第一候補となります。駐車時もあるに越したことはないですが、少々の傷なら構わないと考えるかどうかでしょう。

機能の高さを求めるとどんどん高価になるため、悩みどころです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました